これでOK!スノーボード板の正しい選び方【長さ、幅、硬さ、身長、初心者】
今回は、MYスノーボードの購入を考えている初心者さんのための「スノーボード板の正しい選び方」を解説していきます。
スノーボードには様々な種類があり、初めは何を選んでいいか分からないかもしれません。
まずは板の長さ、幅、硬さに着目して、自分に合ったボードを選んでいきましょう。
初心者のスノーボードの選び方として、一番無難なのがこの選び方でしょう。
自分の身長、体重、足の大きさを基に、妥当なスペックのボードを 選んでおけば、よっぽどのことがない限り失敗することはないはずです。
1.身長から板の長さを選ぶ
スノーボードの選び方で一番重要になるのが板の「長さ」です。
自分の体格に合わない板では、どんなに技術がある人でも乗りこなすのが難しくなります。
まずは自分の身長から最適な長さのスノーボードデッキを選びましょう。
スノーボード板の長さ身長参考表
身長からスノーボードの長さを選ぶには上記の表を参考にしてください。
■175cm以上の人は、「身長 ー 約20cm」の長さ
(例:身長180cmの人は、160cm前後の板)
■160〜175cmの人は、「身長 ー 約15cm」の長さ
(身長165cmの人は、150cm前後の板)
■160cm以下の人は、「身長 ー 約10cm」の長さ
(身長150cmの人は、140cm前後の板)
目安より「長め」の板にした場合のメリット・デメリット
スノーボード板を目安の長さより「長め」にした場合の特徴を解説していきます。
■メリット
・スピードが速くても安定するので高速での滑走が可能
・大ジャンプ後の着地も安定しやすい
■デメリット
・小回りがききにくく、遅いスピードのときは操作しずらい
・細かいトリックが出しにくい
目安より「短め」の板にした場合のメリット・デメリット
スノーボード板を目安の長さより「短め」にした場合の特徴を解説していきます。
■メリット
・スピードが遅くても操作がしやすい
・スピンターンなど細かいトリックが繰り出しやすい
■デメリット
・スピードが速いとブレやすく安定しにくい
・大ジャンプ後の着地が難しい
2.スノーボード板の「太さ(ウエスト幅)」で選ぶ
スノーボードデッキの長さが決まったら次は板の「太さ(ウエスト幅)」を決めましょう。
スノーボードの太さはウェスト幅とサイドカーブの大きさで決まります。
しかし、両方を考慮してスノーボードを選ぶと大変なので、ここでは「ウェスト幅=太さ」として説明します。
基本的には板の長さが長くなるほど、板の太さも太くなるので初心者さんはそこまで気にすることもありません。
しかし、身長の割りに足の大きさが大きい人は注意が必要です。
ボード幅から足が大きくはみ出るとターンの際にブーツが雪面に接して止まってしまいます。
最適な太さはブーツを基準に選ぶ
最適と言われる板の幅の基準は「ブーツのサイズに対してマイナス1cm前後※」になります。
(※ パウダーボードはウエスト幅が太いものも多く、この数値は参考になりません。)
最終的に両方ともブーツとバインディングとスノーボードを合わせてみないとわからないので、店員さんに相談しましょう。
「太め」のスノーボード板の特徴
太いと、直進してるときの安定感が増しますが、扱いづらいです。
ジブ・グラトリ用は太めです。
極端に太いスノーボードは、初級レベルの人にとってかなり扱いづらいです。
「細め」のスノーボード板の特徴
細いと、ターンの切り替えが楽に出来ますが、不安定です。
フリーライド用は細めが多かったのですが、最近では逆に太いものもあります。
極端に細いスノーボードは、初級レベルの人にとってかなり扱いづらいです。
スノーボード板の「硬さ」で選ぶ
続いてはスノーボード板の「硬さ」で選ぶ方法を解説します。
実際に硬さについてはその人の好みや行うライディングによって決めるものなので初心者さんであればそこまで気にしなくても大丈夫です。
スノーボードの板の硬さは大きく分けて「板のしなりやすさ(フレックス)」と「ねじれやすさ(トーション)」の2種類があります。
しかし、たいていは「硬さ」と言ったら「しなりやすさ(フレックス)」を指すことが多いです。
スノーボードの動作のほとんどは、板をしならせています。ターンにしてもジャンプにしても、ボードはしなっています。
板が柔らかいということは、よくしなるということです。
基本的には初心者さんには「柔らかめ」、上級者さんには「硬め」がおすすめです!
それぞれの特徴を参考に自分に合う硬さの板を選びましょう。
「柔らかめ」のスノーボード板の特徴
柔らかめ板でよくしなれば、少ない力でターンもジャンプもしやすくなります。
その反面スピードが速く出ている時には、柔らかいとよくしなるが故に、バタバタと暴れてしまうことがあります。
そこまで高スピードを出さない初心者は、柔らかい板をチョイスして間違いないでしょう。
初心者さんには扱いやすくおすすめです。
「硬め」のスノーボード板の特徴
硬い板はしならせるのに、より力が必要になります。
フレックスの硬い板はしならせるのに、パワーとタイミングが必要ですが、その分反発が強いのでよりキレのあるターンができ、より高くジャンプできます。
ただし、スピードが無いときや、グラトリ、レール等細かい動きをするときは、硬い分ボードを扱うのが難しいかも知れません。
ダイナミックな滑りを求める上級者さんにおすすめです。